通常はiTunesのバックアップの保存先はCドライブの特定の場所ですが,コマンド1つで簡単に保存先を変えられます.これによって,NASや外付けハードディスクにiPhoneのバックアップをとることができます.使用するのはコマンドプロンプトのみです.
iTunesの元のバックアップ先の確認
どこからiTunesを入手したかでもとの保存先が微妙に違います.(ここで私ははまりました...)
①Appleのサイトから→
C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup
②Windows Storeから→
C:\Users\ユーザ名\Apple\MobileSync\Backup
iTunesの元のバックアップ先のフォルダ削除
もとのフォルダが存在している状態では,シンボリックリンクを作成できないので,シンボリックリンク作成前にフォルダを削除します.
(元のBackupフォルダの名前を変更してもよい)
シンボリックリンクの作成
コマンドプロンプトを管理者権限で起動します.
コマンドプロンプトに下記コマンドを入力するとシンボリックリンクが作成できます.
①の場合
mklink /D "C:\Users\ユーザ名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup" "変更先のパス"
②の場合
mklink /D "C:\Users\ユーザ名\Apple\MobileSync\Backup" "変更先のパス"
あとはiTunesを操作してiPhoneのバックアップを保存するだけです.
なお,シンボリックリンクを削除するコマンドは下記の通りです.
rmdir "シンボリックリンク"
参考サイト
シンボリックリンクについて
シンボリックリンクの作成,削除